ヒュンダイの中古バスの特徴は?メーカーの特徴や人気の理由を紹介

ヒュンダイの中古バスの特徴は?メーカーの特徴や人気の理由を紹介

中古バスを選ぶ際には、どのようなメーカーが製造しているのかにも着目するのがおすめです。バスの有名メーカーはいくつもありますが、最近では韓国発の自動車メーカーであるヒュンダイのバスにも人気が集まっています。

そこでこの記事では、ヒュンダイの特徴についてご紹介します。また、ヒュンダイの中古バスを選ぶときのポイントについても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ヒュンダイ(現代自動車)は韓国発のメーカー

ヒュンダイ(現代自動車)は韓国発の大手自動車メーカーです。

ヒュンダイは1967年に設立された当初、アメリカのフォード社から技術提供を受け、ノックダウン生産を実施していました。その後、1980年代になると日本の三菱自動車の技術提供を受けるようになり、人気車種であるパジェロやランサーなどの乗用車生産に携わっています。

ヒュンダイは2009年に日本の乗用車市場から撤退。しかし、2022年には約13年ぶりに日本市場再参入を果たします。そしてこのタイミングで、ヒュンダイの社名は、韓国語の発音に近い「ヒョンデ」へと変更されています。

再参入後のヒュンダイは、EVやFCEVといった電気自動車に特化した製造販売を行っているのが特徴的です。ヒュンダイが製造する普通自動車にはソナタやエラントラといった種類があります。

しかし、日本国内でヒュンダイの乗用車を見かける機会はそれほど多くないのが現状です。多くの日本人は日本メーカーの普通乗用車を好むため、韓国メーカーであるヒュンダイの乗用車はまだまだ珍しいようです。

とはいえ、日本国内でバスなどの大型車を購入する際に、日本メーカーではなくあえて海外メーカーであるヒュンダイを選ぶ人は増えつつあります。

ヒュンダイが販売するバスの特徴

電気バスの充電口

ヒュンダイはかつて日本の三菱自動車に技術提供を受けた流れで、三菱ふそうのエアロシリーズをもとにした大型バス「エアロ」を製造していました。「エアロ」は三菱ふそうトラック・バスのエアロシリーズをもとにした車体です。

また、エアロの製造終了後には、後継車である大型バス「ユニバース」を製造販売しています。新車市場や中古車市場で現在流通しているヒュンダイのバスの多くはこちらの「ユニバース」です。

ヒュンダイの「ユニバース」はボディの見た目がすっきりとしており、スタイリッシュな雰囲気となっています。また、安全性や燃費性能に配慮しており、長距離をスイスイと走れるのも「ユニバース」の大きな特徴です。

なお、小型のバスをお探しの方には、ヒュンダイのマイクロバス「カウンティ」もおすすめです。ヒュンダイは現在電気自動車に力を入れており、近年では「カウンティエレクトリック」という、電気タイプのミニバスもリリースされています。

中古バスを選ぶ際に日本メーカーにこだわる方もいるかもしれませんが、海外メーカーにも質のよいバスは多くあります。バス選びに悩んだときには、ヒュンダイの中古バスの情報をチェックしてみるのもよいかもしれません。

ヒュンダイのバスを中古で購入するのもおすすめ

バスに乗る笑顔の人

これから中古バスを購入しようとお考えの方には、ヒュンダイのバスがおすすめです。

ここからは、ヒュンダイのバスの特徴やおすすめできる理由について解説していきます。

お手頃価格で購入できる

ヒュンダイのバスの大きな魅力は、高性能でありながら比較的価格が安いという点にあります。

日本国内のメーカーが製造するバスは需要が高い分、価格も高額に設定されがちです。特に、日本メーカーの新車バスには億単位の価格がつくこともあり、なかなか購入に踏み切れないと悩む方もいます。

一方で、海外メーカーであるヒュンダイのバスは価格設定が比較的リーズナブルなので、購入しやすいでしょう。予算に限りがあるときやお得にバスを導入したいときには、ヒュンダイを選択肢に入れることをおすすめします。

乗り心地がよい

ヒュンダイのバスに導入されている座席には、座面が広く座り心地がよいという魅力があります。

人の腰や背中のラインに沿うように作られているシートは、座ったときに包みこまれるような感覚があり、非常に快適です。足をゆったりと伸ばせるレッグレストは出し入れがしやすく、リクライニング効果も抜群。また、座席には3点式シートベルトが取り付けられており、万一の際に前方に投げ出されてしまうリスクを軽減できます。

さらに、ビルトイン換気システムを採用している車両も多く、空気がしっかりと入れ替わるので車内環境も良好です。ふわふわとした柔らかい座席や抜群の換気システムを採用しているヒュンダイのバスを選べば、長距離移動の際にも乗客に負担がかかりにくいでしょう。

安全システムが搭載されている

最近の自動車には、運転者をアシストする安全運転支援装置の導入がどんどん進められています。しかし、中古のバスには十分な安全システムが備わっていないこともあるため、注意が必要です。

ヒュンダイの中古バスの多くは、衝突被害軽減ブレーキシステムをはじめとした安全システムを搭載しています。衝突被害軽減ブレーキは、フロントバンパーに装着したシステムが危険を検知して車体に制動をかける仕組みです。このようなシステムが備わっていれば、万一の際の大事故防止など、安全性の向上につながるでしょう。

さらに、車両安定装置や車線逸脱防止支援システム、エンジンルーム火災警報装置といった安全システムが備わっているバスも数多くあります。

中古バスを選ぶ際には、安全システムの有無をしっかりチェックしておきましょう。

作りが丈夫で長く使える

ヒュンダイのバスは丈夫な作りになっているため、長期間にわたった運用に適している点も魅力です。例えば、ヒュンダイのバス「ユニバース」には、高剛性のモノコック構造が採用されています。

モノコックとは、車体とフレームを6面に組み立てたあとにエンジンなどの部品を個別に装着していく工法です。一般的なバスの工法であるデッキ工法に比べ、モノコック工法は剛性が高まりやすいといわれています。また、モノコック工法は細かい部分の組み立てのクオリティも高まりやすいため、劣化や故障のリスクを大きく下げられます。

騒音や振動が少ない

ヒュンダイのバス「ユニバース」は、騒音や振動が少ないことでも知られています。「ユニバース」は振動を低減する仕組みが導入されており、道路状況に左右されず快適に走行できると評判です。

さらに、ボディやエンジンルームにも防音対策が施されており、乗車中の騒音も軽減。騒音・振動が少ない乗り心地のよいバスを選ぶことで、乗客の快適性・満足度の向上につながるでしょう。

人気が高まっているヒュンダイの中古バスをチェックしよう

日本ではヒュンダイの普通自動車は、それほど流通していません。しかし、ヒュンダイのバスの導入例は意外と多いと言えるでしょう。

ヒュンダイのバスは需要が高いため、新車市場だけでなく、中古車市場にも多く流通しています。これから中古でバスを購入する予定なら、ぜひヒュンダイのバスをチェックしてみてください。

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