あると便利なバスの設備10選!中古バス購入時のポイントを紹介

あると便利なバスの設備10選!中古バス購入時のポイントを紹介

バスの移動中、乗客により快適に過ごしてもらうためには、さまざまな設備が搭載された中古バスを選んで導入することをおすすめします。トイレやコンセント、フットレスト、テーブルなどがあれば、長時間の移動でも乗客に不便を感じることが少なくなるでしょう。

そこで今回は、あると便利なバスの設備について詳しく紹介します。

あると便利なバスの設備10選

バスの座席についているテーブル

まずは、バス車内にあると便利な設備10種類についてチェックしていきましょう。

トイレ

バスにあると便利な設備といえば、多くの方がトイレを思い浮かべるでしょう。バスの運行路線や運行時間は細かく定められているため、乗客はサービスエリア休憩などのタイミングでなければトイレに行くことができません。

しかし、乗車中に急にトイレに行きたくなり困った経験のある方も多いでしょう。長距離を移動するためのバスを導入するのなら、トイレつきの車両をおすすめします。

コンセント

かつてはコンセントを完備しているバスはそれほどありませんでしたが、最近では多くのバスに個別のコンセントが設けられるようになりました。また最近では、コンセントの代わりにUSBポートを完備するバスも増えてきました。

バスによっては壁際の座席にのみコンセントが設置されていることもありますが、全ての座席に1つずつコンセントやポートがあればより便利に活用できます。

ただし、走行中のバスは外部からの電力を供給できないため、各座席に設けられるコンセントの電圧は100Vほどです。ヘアアイロンなど負荷の大きい電化製品を接続すると、コンセントの故障や場合によっては停電が起きてしまう可能性もあるため注意が必要ですが、スマートフォンやタブレットの充電には困らないでしょう。

フットレスト

フットレストとは、座席に座ったときに適度な高さに足を乗せるためのアイテムです。座席の下部に折りたたんで設置されているフットレストは、使うときに取り出すような仕組みになっています。

フットレストを使用すれば長時間座っていても足がむくみにくくなり、さらに腰やお尻の痛みも軽減可能です。またフットレストには、車内で睡眠を取りやすくなるというメリットもあります。

テーブル・ドリンクホルダー

多くのバスには、コンパクトなテーブルとドリンクホルダーが設置されています。テーブル、ドリンクホルダーいずれも前の座席の背面部分に設置され、開閉式になっているのが一般的です。

テーブルやドリンクホルダーがあれば、食べ物を広げたり飲み物を置いたりと便利に使えます。座席の形状によっては、ドリンクホルダーを後付けすることも可能です。

Wi-Fi

最近では、バスの車内でフリーWi-Fiを使えるケースが増えつつあります。多くの場合、Wi-Fiの利用には設定が必要ですが、一旦設定すれば乗車中は無料でWi-Fiを使い続けられる仕組みになっています。

フリーWi-Fiシステムを搭載しておけば、移動中にスマートフォンやタブレットを自由に使いたい方から喜ばれるでしょう。

パーテーション・座席仕切りカーテン

バスに乗車する際に、隣の乗客が気になってしまう方は少なくありません。見ず知らずの人が隣にいる状態で長時間座っていることに、大きなストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。

席と席の間がパーテーションで区切られていれば、ストレスを大きく軽減できます。夜行バスとして使用する大型バスは、座席を区切るような形で仕切りカーテンを閉められるようになっていることもあります。座席仕切りカーテンが用意されていれば、周囲の目を気にせずぐっすりと眠れるでしょう。

読書灯

読書灯とは、バス座席の上部に設置されている小さな灯火装置のことです。
最近のバスは読書灯の光がほかの座席に漏れにくいよう改善されており、夜行バスの消灯後にも周囲に迷惑をかけずライトを使えるようになっています。

トランクルーム

大きめのバスには、トランクルームと呼ばれる床下収納スペースが完備されていることが多いです。バスの中に全ての荷物を持ち込むと座席周辺がかなり狭くなってしまうため、スーツケースやボストンバッグなどの大きな荷物がトランクルームに収納できると便利です。

多くの乗客の荷物を収納できるトランクルームが完備されていれば、バスの座席を広々と使えるようになり、より快適な時間を過ごしてもらえるでしょう。

洗面台

トイレの手洗い場とは別に洗面台があると、サービスエリアの洗面所を使わなくても、寝る前に歯磨きをしたり降車前にメイクをしたりと便利に活用できます。特に夜行バスの利用者には喜ばれることが多いでしょう。

モニター

バス車内の上部にテレビモニターを設置しているバスは少なくありません。モニターがあれば行き先や停留所などの案内を表示できますし、運行中に映画などを流しておくことも可能となります。

これに加え、最近では個別の座席にコンパクトなモニターを設置するバスも登場しています。個別に使えるモニターがあれば、乗客は車内で退屈せずに過ごせるでしょう。

必要な設備はバスの用途によって異なる

バスに搭載される設備にはさまざまな種類がありますが、車内設備は多ければ多いほどいいとは限りません。

長距離を移動する深夜バスであれば、トイレや洗面台、コンセントなどがついていたほうが良いでしょう。しかし、近距離を送迎するバスの場合、トイレなどの大型設備は邪魔になる可能性があります。

中古バスの購入時には、バスの用途に応じて必要な設備を見極めることが肝心です。

中古バスを購入するときの設備以外のチェックポイント

走行中の大型バス

中古バス購入の際には、どのような設備が搭載されているかを十分に確認しましょう。また、以下のポイントを確認しておくことも大切なポイントです。

走行距離

中古バス選びの際には走行距離を必ずチェックしましょう。走行距離が少ないバスであれば故障のリスクも少なく、長期間にわたって快適に使えます。

一方で、走行距離が長めのバスには価格が安いというメリットもあります。予算とのバランスを見極めながら、最適な車両を選ぶことが肝心です。

製造年度

走行距離とともにチェックしておきたいのが中古バスの製造年度です。中古バス市場には製造年度が浅いバスも数多くありますが、価格は高めに設定されることがほとんどです。製造年度を基準にして中古バスを選べば、劣化や故障のリスクを大きく軽減できます。

とはいえ、製造年度が古いものであっても、十分なメンテナンスがされていれば安心して使える可能性が高まります。

メーカー

中古バスのメーカーには、三菱ふそうや日野自動車、いすゞ自動車、トヨタ自動車などさまざまな種類があります。また最近では、海外メーカーの中古バスにも人気が集まっています。故障トラブルなどを防ぐためにも、信頼できるメーカーの車両を選びましょう。

必要な設備が無駄なく搭載された中古バスを選ぼう!

中古バスに搭載されている設備は車両ごとに異なります。夜行バスや長距離バスを導入するのなら、さまざまな設備が搭載された中古バスを選ぶのがおすすすめです。

一方で、送迎など近距離で利用するバスであれば、設備が限られていてもそれほど不便な思いをすることはないでしょう。バスの用途を考えた上で、必要な設備が揃っている車両を選びましょう。

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