バス購入時の選び方やチェックポイントを徹底解説

バス購入時の選び方やチェックポイントを徹底解説

企業や個人がバスを購入する際には、費用面を始めとしたさまざまなポイントをチェックしておく必要があります。

例えば新車のバスは、内装・外装がきれいで性能も優れている傾向にあるものの、購入費用は高くなりがちです。ただし、中古バスを選ぶ場合も、費用を抑えることだけを重視するのはおすすめできません。「不具合が起きてばかりで、メンテナンスに時間・手間が掛かる……」といった事態を避けるためにも、バスのコンディションはしっかり確認しておきましょう。

この記事では、バスを購入するときの選び方や、チェックしたいポイントについて解説します。

バス購入時は新車と中古のどちらを選ぶべき?

バス購入時、購入資金が潤沢にある場合は新車を検討するとよいでしょう。一方、新車の購入価格が高く感じる場合は、中古バスの購入がおすすめです。

バスは一般的な車と比較してかなり価格が高く、大型バスの新車は2,000万円以上掛かるのが一般的です。従って、複数台のバスを新車で購入するケースでは数千万円、あるいは億単位の費用を用意する必要があります。

また、バスは購入すればそれで終わりというわけではなく、運用中のメンテナンスや車検といったランニングコストも発生します。運用のコストを抑えながら効率よくバスを使いたい場合などは、中古バスの導入が適しているかもしれません。

中古バスの市場には、比較的新しいものや年式・走行距離が浅いものなどが数多くあります。新車と中古で迷っている場合は、費用だけでなく状態をじっくり比較してみるとよいでしょう。

中古バスを購入するときの選び方

並んだ観光バス

中古バスを購入するときの選び方のポイントは、主に以下の3つです。

中古バスのサイズ

1つ目のポイントは、中古バスのサイズです。

用途によって、必要となるバスのサイズや性能は変わってきます。例えば、少人数を送迎する用途であれば小型バスやマイクロバスが適していますが、送迎する人数が多い場合は中型や大型のバスを用意しなければなりません。

また、輸送距離が短距離の場合やピストン輸送のような用途をイメージしている場合は、小回りのしやすいコンパクトなバスを選ぶとよいでしょう。さらに、輸送する荷物の量が多い場合などは、トランクスペースのある大きめのバスがおすすめです。

中古バスの用途

2つ目のポイントは、中古バスの用途や利用シーンをはっきりさせておくことです。

具体的には、旅館やホテル、温泉地やテーマパークなどの送迎用としてバスを購入するケースが考えられます。また、駅から会社まで従業員を送迎する、幼稚園・保育園などに子どもたちを送迎するといった使い方もあります。加えて、小団体の貸し切り旅行、部活やサークルなどの遠征用にバスを購入するケースもあるでしょう。

バスの利用目的がはっきりしていれば、求めているバスの条件を挙げやすくなります。候補を絞り込むためにも、運用時の用途は事前によく確認しておきましょう。

中古バスの購入費用

最後に、中古バスを購入する際は購入費用についても押さえておく必要があります。なお、中古バスの購入費用を確認する際は、費用対効果を意識することが大切です。

購入費用を抑えたい場合は、費用ばかりを見てしまいがちです。しかし、バスの販売価格は年式が古いものや走行距離が長いものほど下がる傾向にあります。安い価格で販売されているバスは、かなり劣化が進んでいる恐れもあるため注意しましょう。

状態の悪いバスを購入した場合、修理や部品の交換、メンテナンスなどで費用が掛かる可能性もあるでしょう。また必要な機能を追加するため、最終的な購入費用が跳ね上がってしまうというケースも考えられます。

中古バスを購入するときのチェックポイント

観光バスの座席

中古バスを購入する際は、販売店などで以下のようなポイントを確認することをおすすめします。

バスの状態細部までチェックして、よりコンディションのよいバスを見極めましょう。

エンジンの状態

中古バスのコンディションを知りたいときは、まずエンジンの状態から確認しましょう。

走行距離が長めのバスや古いバスはエンジンのホース部分からオイルが垂れることがあります。この場合は、購入後にメンテナンスが必要となる可能性があります。

さらに、オイルキャップを開けたときに水滴や濁りが生じていないか、ラジエーターにオイルが付着していないかといったポイントを確認することも重要です。

腐食の程度

バスを安全に運用するためにも、バスの下で腐食が起きていないかを確認しましょう。

バスの広範囲に腐食が起きている場合には修理をしなければなりません。場合によっては修理代が高額となり、かえって損をしてしまう恐れもあります。また、腐食がひどいと車検に通らない可能性があります。

そのため、バスの購入前に腐食による亀裂や盛り上がりがないか、パイプに穴が空いていないかなどをしっかりチェックしておくことが大切です。

外装の状態

中古バスの外装はパッと見て把握できるポイントです。外装の状態が良ければそのまま運用できることも多いため、初期コストを大きく抑えられます。

しかし、へこみや傷が多い場合には、購入後に修復をしなければならないかもしれません。外装が古びてしまっているときには、再塗装をして使うなどの工夫をしてみましょう。

内装の状態

バスの外装に加え、内装をチェックすることも重要です。なお、内装を見るときは座席の状態だけではなく、内部の機能性にも注目することをおすすめします。

例えば中古バスをチェックするときは、バスのシートのへたりや色あせといった劣化が目に付きやすいかもしれません。加えて、シートベルトがきちんと付いているか、ベルト部分に劣化が起きていないかといったポイントも見ておきましょう。

年式が古いバスは、補助席にシートベルトが付いていないことがあります。しかし、現在の法令では補助席のシートベルト設置が義務付けられています。「シートベルトがない補助席は使用できない」ということも押さえておきましょう。

また、内装オーディオが正常に作動するか、車内放送のためのマイクが使えるかなども大切なポイントです。特に車内オーディオは高額なので、不具合があると修理費用がかさんでしまうかもしれません。

さらに、運転席のメーターに不具合がないか、距離数はどれくらいかといった点も確認しておきましょう。

空調の劣化

中古バスを購入する際は、空調設備の劣化が進んでいないか、冷房やヒーターが十分に効く状態かどうかをチェックしておきましょう。

空調設備が劣化している場合も、バスを運行させることは可能です。しかし、冷房や暖房がうまく効かない状態のバスを使っていると、乗客が不快感を抱いたり不便な思いをしたりするかもしれません。

乗り心地のよいバスを使うためにも、空調は実際に試運転してみることをおすすめします。また、エラーコードの有無も確認しておきましょう。

車両の状態をチェックし、高品質な中古バスを選ぼう

中古バスは比較的需要が高いため、中古市場にはクオリティの高いバスが数多く売り出されています。しかし、中にはかなり状態の悪いバスもあるため、注意が必要です。

バスの選び方で大切なポイントとなるのが、車両の劣化の具合や年式、走行距離、付属品・空調の状態などを確認しておくことです。バスは決して安い買い物ではありません。購入費用とバスの状態のバランスを見極めて、用途に合ったバスを購入しましょう。

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