バスリースの料金相場はどのくらい?安くするコツも紹介
中・長期にわたってバスを継続利用する場合は、バスリースを利用するのがおすすめです。
短期レンタルするよりも単価が割安になるためですが、バスリースを利用すると具体的にどのくらいの料金がかかるのでしょうか?
今回はバスリースの料金相場や、料金を安くするためのコツ、バスリースを利用するのに最適な場面について解説します。
バスリースの料金相場
バスリースの料金相場は、リース業者やリースする車両の種類などによって異なります。
ここではバスリースの一般的な料金相場をご紹介します。
乗車人数 | 月額相場(1年リース) |
26人 | 8万円~9万円 |
29人 | 9万円~10万円 |
33人 | 9万円~11万円 |
42人 | 35万円~38万円 |
基本的に、乗車人数が多い(バスのサイズが大きい)ほど、リース料金は割高になる傾向にあります。
また、同じバスでも装備やオプションによって料金が異なります。
例えばナビやETC付きのものは、そうでないものに比べて月額4,000~5,000円ほどリース料金が高くなります。
また、車検が付いたものは5,000~6,000円ほど月額料金が加算されます。
このように、バスリースの料金相場にはさまざまな要素が関連しているので、正確な料金を知りたい場合はリース業者に直接問い合わせてみましょう。
バスリースの料金を安くするためのコツ
バスリースの料金をなるべく安くするためのコツを5つ紹介します。
新車ではなく中古車を選ぶ
バスリースの料金は、新車か中古車かによって大きく異なります。
同じ車両でも、新車より中古車のほうがリース料金が安く設定されていますので、コストを節約したいときは中古車をリースしたほうがよいでしょう。
中古車といっても、きちんとメンテナンスされているバスなら問題なく走行できるので、ピカピカの新車にこだわりたいなどの理由がなければ、中古車を選ぶほうがお得です。
複数の業者を比較する
バスのリース料金は業者が任意で設定しているので、同じ車両をリースする場合でも、利用する業者によって月額料金が異なる場合があります。
バスをリースする際は、複数の業者に見積りを依頼し、しっかり比較して選ぶようにしましょう。
ただ、月額料金だけで比較すると、サービス内容や保証の比較がおろそかになってしまいがちです。
月額料金が他より高くても、メンテナンス込み、車検付きなどさまざまなオプションが付いている場合もあるので、リース業者を比較する際は他の面も考慮することが大切です。
契約期間を長くする
バスリースは一般的に、リースする期間が長ければ長いほど、月額あたりの料金が安くなります。
業務で継続してバスを利用するなら、なるべく契約期間を長く設定し、月あたりのコストを安く抑えるとよいでしょう。
ただ、先の見通しが立っていない状態で長期契約を締結してしまうと、契約途中でバスを使用しなくなってしまった場合、大きな損害を出してしまうおそれがあります。
バスリースは短期レンタルとは異なり、原則として中途解約は不可となっているので、月額料金を安くしたい一心で長期契約するのはハイリスクです。
まずはバスを利用する期間を明確にしたうえで、契約期間を定めることが大切です。
例えば、最低でも5年は利用する計画がある場合は、単年契約×5回よりも、一括で5年契約したほうが月額料金を安くできるでしょう。
頭金を入れる
最初に頭金を入れておくと、月々のリース料金の支払いを安く抑えられます。
ただ、頭金の入金に対応しているかどうかはリース業者によって異なります。
頭金を入れたい場合はあらかじめリース業者に問い合わせておくとよいでしょう。
オプションを見直す
バスリース業者のなかには、オプションの有無を選択できるサービスがあります。
例えば、ナビやETC付き、車検付き、メンテナンス込みなどです。
これらのオプションを付けると月額料金は割高になるため、必要に応じてオプションを見直せばコストの節約につながります。
ただ、契約途中でバスに故障や不具合が発生した場合、メンテナンス込みのプランでないと自費で修理することになります。
バスのメンテナンスは安全走行につながる重要なことなので、コスト節約のためとはいえ、むやみにサービス内容を削るのは控えたほうがよいでしょう。
バスリースを利用するのが最適な場面
バスを利用したいときは、リースの他に、レンタルしたり、車両を購入したりする方法もあります。
複数の方法のなかから、バスリースを利用するのに最適と思われるパターンを4つ紹介します。
バスを購入する費用がない
バスの購入費用は車両の種類や状態などによって異なりますが、新車の場合は500~3,000万円程度、中古のバスでも1台あたり150~700万円程度が相場となっています。
ローンを利用することも可能ですが、多額のローンを組むことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
バスリースなら、月額料金を支払うだけで好みのバスを借りることができるため、バスを購入する費用がない人や、ローンを組むことに抵抗がある人におすすめです。
購入するほどバスを使わない
業務で毎日バスを使う場合は購入したほうがお得ですが、使用頻度が少ない場合は、1回ごとにかかるコストが割高になります。
月に数回しか使わないなど、バスの使用頻度がそれほど多くない場合は、リースを利用したほうがコストパフォーマンスがよくなります。
どちらがお得か比較したい場合は、ローンを組んだときの月々の支払い額と、リースの月額料金を、それぞれ使用予定日数で割ってみるとよいでしょう。
メンテナンスの手間を省きたい
バスを購入した場合、車両の点検や修理などのメンテナンスは自分で行わなければなりません。
メンテナンス込みのバスリースを利用すれば、車両の点検や修理などを業者任せにできるため、メンテナンスの手間を省くことができます。
年単位でバスを使用する
少なくとも1年以上バスを利用する予定がある場合は、短期レンタルよりもバスリースのほうが1カ月あたりの単価が安くなります。
長期的にバスを継続利用する予定があるなら、レンタルよりもバスリースを検討しましょう。
バスリースの料金相場と料金を安くするコツを押さえておこう
バスリースの料金相場は、リースする車両の種類や契約期間などによって異なります。
また、リース料金は業者が任意で設定しているので、同じ車両、同じ契約期間でも、業者によって月額料金に差が出る場合があります。
バスリースの料金をなるべく節約したいなら、おおよその料金相場をチェックしたうえで、複数の業者を比較したり、契約期間を長くしたりする工夫を取り入れましょう。
なお、バスは車両を購入したり、レンタルしたりする方法もありますが、バスを購入する費用がない場合や購入するほどバスを使わない場合、年単位でバスを利用する場合などはバスリースを利用したほうがお得です。