二階建ての中古バスの相場や選び方をわかりやすく解説

二階建ての中古バスの相場や選び方をわかりやすく解説

二階建てバスとは一階席と二階席という2層構造をもつバスで、ダブルデッカーとも呼ばれます。二階建てバスの新車はかなり高額ですが、中古車を選べばリーズナブルに購入できる可能性が高まります。

そこで今回は、中古二階建てバスの価格相場や選び方について詳しく解説します。また、二階建てバスならではの魅力もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

二階建てバスの魅力とは?

二階建てオープンバス

二階建てバスには、座席数が多い、眺めがいい、爽快感を味わえる、一階席の乗り心地もいいといった魅力があります。それぞれの魅力についてチェックしていきましょう。

座席数が多い

二階建てバスは一階と二階それぞれに座席が配置されており、バスの床面積は一階席のみのバスの倍近い広さになります。

十分な広さと座席数を確保できる二階建てバスには、多くの乗客を一度に運べるという良さがあります。旅行や合宿など大人数の移動を想定してバスを導入するのなら、二階建てバスを選んで輸送効率をアップさせるのがおすすめです。

眺めがいい

二階席の眺望がいいのも、二階建てバスならではの大きなメリットです。大型の二階建てバスには、地上高3メートルという高さのものもあります。見晴らしのいい二階建てバスは、東京都のはとバスをはじめとした都市観光用に多く採用されています。

高さのある二階席に乗車すれば、街の景色や横を走る車を見下ろすような視点を確保でき、とびきりの眺望を楽しめるでしょう。

爽快感を味わえる

広々とした窓や大きく開く屋根を作り、一般的なバスにはない爽快感を味わえる二階建てバスもあります。例えば、東京や横浜を走るスカイバスは、二階部分の屋根がないことが特徴的です。

爽快な気分で観光や旅行を楽しめるのも、二階建てバスならではの魅力といえるでしょう。

一階席の乗り心地もいい

二階建てバスというと眺望のいい二階席に注目が集まりがちですが、一階席にも多くの魅力があります。

一階席は二階席に比べて安定感があり、揺れにくいためバスに酔いやすい方でも安心して乗車できます。また、一階の座席は低くフラットな作りになっており、バリアフリー対応がしやすいという特徴もあります。フラットな一階部分には、車椅子用の座席を設けるのもおすすめです。

中古の二階建てバスの相場はどのくらい?

一般的なバスと比較してサイズが大きく、さらに座席数も多い二階建てバスは、ほかのバスよりも価格相場が高くなる傾向にあります。

新車で二階建てバスを購入した場合、その価格相場は6,000万~1億円以上となります。例えば、有名なはとバスの二階建て車両は、三菱ふそうトラック・バスのダブルデッカー、エアロキングで価格は約7,700万円です。

また、ラグジュアリーな内装が人気を集める夜行バス、ドリームスリーパーの新車価格は1億円以上にもなるといいます。

新車の二階建てバスはかなり高額ですが、中古車であれば相場価格は大きく下がります。年式が古かったり走行距離が長かったりする中古二階建てバスは、1,000万円台という低価格で販売されていることもあります。また、比較的状態のいい中古二階建てバスが2,000万円台、3,000万円台といった価格で販売されるケースもあるので、じっくりと探してみましょう。

とはいえ、高級な車両や新車に近い状態の中古二階建てバスの価格相場は、6,000万~9,000万円程度と、中古であっても価格はかなり高めです。

中古二階建てバスの選び方4つのポイント

ロンドンの二階建てバスの車内

二階建てバスを中古で購入するなら、注意したい点もあります。ここからは、中古二階建てバスを購入する際のチェックポイントを4つご紹介していきます。

座席数

二階建てバスの座席数は車両ごとに異なります。例えば、二階建てバスでも特にメジャーな車両であるアストロメガは、補助席なしで55~59席を備えています。座席数の多い二階建てバスを選べば、1回の運行で多くの乗客を運べるでしょう。

二階建てバスの中でも高級なタイプの車両は、3列シートなどゆったりとした座席レイアウトを採用していることがあります。3列シートのバスは座席数がかなり少なくなるものの、1つ1つの座席で十分な広さを確保できるのが特徴的です。また、座席を大きくリクライニングできる仕様になっているバスもあります。
個別のスペースが広めに確保されているバスなら、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出せます。夜行便など、ゆっくりとリラックスできる環境を提供したいときには、あえてシート数の少ない二階建てバスを選ぶのもいいかもしれません。

走行距離

中古二階建てバスの走行距離をチェックしておくことも大切なポイントです。一般に、バスの性能は走行距離が長くなるほど低下していくため、できるだけ走行距離が短いものを選びましょう。

高速バスとして使われてきた二階建てバスは、走行距離がかなり長くなっている可能性があります。一方で、都市観光に使用される二階建てバスは比較的走行距離が短く、良好な状態の車両が多いでしょう。とはいえ、走行距離が長くてもしっかりとメンテナンスされていれば問題なく走行が可能です。

メーカー

二階建てバスの中古車両を探すときには、メーカーにも注目しましょう。

一般的なバスのメーカーには日野自動車や三菱ふそう、いすゞ自動車、トヨタ、日産などがありますが、現在はすべてのメーカーが二階建てバスの製造を終えています。

かつて製造されていた二階建てバスには、三菱ふそうのエアロキング、日野自動車のグランビュー、日産ディーゼルのスペースドリームなどがあります。長期間製造されていたエアロキングも2010年に製造が終了しているので、現在中古市場に出ている車両は2010年までのものです。

新車に近い状態の二階建てバスをお探しなら、海外メーカーの車両もチェックしてみましょう。ドイツのネオプラン、ベルギーのバンホール・アストロメガといった車両は中古市場に多く出回っています。中にはかなりの低価格で販売されている車両もあるので、ぜひ探してみましょう。

バスのコンディション

中古バス購入の際には、バスの外観や内装、修理歴といったコンディションもくまなくチェックしておきましょう。

外装や内装が傷んでいるバスは比較的リーズナブルなので、購入後にメンテナンスをして使う方もいます。しかし、傷みの激しいバスや修理歴の多いバスを購入すると、あとから不具合に悩まされる可能性もあります。

バスは多くの人の命を預かる乗り物なので、安全性には十分配慮しましょう。コンディションが良好なバスを選んで購入すれば、安心して使い続けられます。

お得に購入できる中古二階建てバスを探してみよう!

二階建てバスは一般的なバスよりも座席数が多く、眺望もいいなど多くの魅力をもつ車両です。しかし、新車で購入するとかなりの費用がかかってしまうため、導入にあたっては中古市場もぜひチェックしてみましょう。

二階建てバスの価格はメーカーや年式、走行距離によって大きく変わってきます。バスのコンディションを十分に比較して、最適な1台を選びましょう。

中古バスの事ならジャパンバスネットにお気軽にご相談ください

お問い合わせはお気軽に!

中古バス販売・買取の「ジャパンバスネット」

ジャパンバスネットは、国産バス・輸入バス・リフト付バス・トイレ付バス等、
高年式低走行車両を中心とした中古バス販売買取の専門業者です。

028-908-4519

受付時間 09:00〜18:00(土日祝休)

新簗瀬営業所

栃木県宇都宮市簗瀬町1433-4

第二展示場

栃木県宇都宮市簗瀬町2521-1

展示場

栃木県宇都宮市簗瀬町1440-1