大型バスが停まれる駐車場の寸法や探し方を詳しく解説

大型バスは観光や旅行の際に活躍します。

大型バスを貸し切って移動する際は事前に駐車場を確保しておかなければなりません。

一般的な車とは違う寸法の駐車スペースが必要であり、駐車場を利用する料金も違います。

今回はそんな大型バスの駐車場について解説します。

大型バスの貸し切りを考えている方は、事前に駐車場についてもきちんと把握しておきましょう。

大型バス、マイクロバスを停められる駐車場の寸法

大型バス、マイクロバスの駐車場の寸法をチェックしてみましょう。

同じバスでも大型バスとマイクロバスはそもそも車体のサイズが大きく違います。

それぞれのバスを停められる場所の寸法も詳細に定められていますので、規定をきちんと守りましょう。

大型バスの駐車場の寸法

大型バスのサイズは長さ12メートル、高さ3.7メートル、幅2.5メートル以内という規定があります。

駐車スペースは長さ13メートル、幅3.3メートル以上なければなりません。

これは国土交通省が定めた寸法であり、どんなに駐車場にスペースが余っていてもこれ以下の寸法の場所に大型バスを停めることはできません。

観光地などには広い駐車場がありますが、中には大型バス用の駐車スペースは用意されていないこともあります。

その場合は別の大型バスを停められる駐車場に停めてから目的地まで移動しなければなりませんので注意しましょう。

マイクロバスの駐車場の寸法

マイクロバスは長さ7メートル、高さ2.6メートル、幅2.1メートル以内と定められています。

大型バスと比較するとコンパクトですが、それでも一般的な車よりはたくさんの人や荷物を乗せて移動できます。

大型バスの運転に自信がない、マイクロバスでも十分な人数での移動という場合はマイクロバスでも補えるか考えてみてもいいでしょう。

ですがマイクロバスだからといって一般的な乗用車と同じ場所に駐車していいわけではありません。

こちらも国土交通省が定めた規定があります。

マイクロバスを駐車できる駐車場の寸法は大型バスの駐車スペースと同じく長さ13メートル、幅3.3メートル以上です。

マイクロバスの場合もバスを駐車できる駐車場はきちんと探しておかなければならないので注意しましょう。

バスの駐車場は事前に予約しておこう

一般的な乗用車は比較的すぐに駐車場を探して駐車できますが、大型バスやマイクロバスだとそうもいきません。

観光地など人気スポットでない場所に駐車したいときはなかなか思うように駐車場を見つけられず、無駄な時間がかかってしまう可能性も高いです。

バス用の駐車スペースがあったとしても予約しなければ停められないケースも多いので、当日探すのではなく事前に周辺の駐車場を探し、駐車の予約をしておくのがおすすめです。

当日スムーズに移動できるように駐車場の手配は忘れないようにしましょう。

大型バス、マイクロバスの駐車場を探す方法

大型バスやマイクロバスは、定められた寸法の駐車場に停めなければなりません。

観光地や人気スポットには大型バスの駐車スペースが用意されていることもあり、事前の予約も取りやすいです。

しかし万が一のトラブルの際や、本来の目的地とは違う場所にも駐車したくなった場合は即座に駐車場を探さなければなりません。

どんな方法で駐車場を見つけられるのかについても確認しましょう。

ネットで駐車場を検索する

もっともスムーズなのがネットで検索する方法です。

停めたい場所に駐車場があるかを検索し、ヒットすれば大型バスが停まれるサイズもあるかを確認します。

大型バスのサイズの駐車スペースがない場合は周辺の駐車場を探して…の繰り返しです。

当然ですが運転しながらスマホは操作できないため、駐車したい場所を同行者に早めに伝えて検索してもらいましょう。

電話で確認、予約する

大型バス用の駐車場があったとしても、観光シーズンや観光地から近い人気の駐車場はすでに他の大型バスでいっぱいになっている可能性も高いです。

また、事前に予約しなければ駐車できない駐車場もたくさんあります。

そのような駐車場にいきなり行っても無駄になってしまうかもしれませんので、駐車場を見つけて向かう前には事前に確認と予約の電話をしましょう。

駐車場の電話番号を調べ、大型バスの駐車スペースはあるか、今から予約は可能かを確認します。

駐車スペースがそもそもない場合はまた別の駐車場を探さなければなりません。

スムーズに移動するためにも、駐車場は事前に確認、予約して、万全の状態で向かうようにしましょう。

アプリで検索、予約する

駐車場を検索、予約できるアプリもたくさん登場しています。

普段からよく車やバイクなどを運転する方ならこのような駐車場検索アプリをスマホにダウンロードしているかもしれません。

ネットでの検索よりもさらにリアルタイムな情報を知れるので、駐車場の今の混雑具合なども把握した状態で移動できます。

また、ネットには載っていない駐車場を知れたり、ネットには載っているものの現在は使えない駐車場を除外してくれたりなどのサービスも充実しています。

中には駐車料金を計算してくれるアプリや、提携している駐車場に停めることで料金を割り引いてくれるアプリもあります。

事前にこのような駐車場検索アプリをダウンロードしておくと、当日もスムーズに駐車場探しができるでしょう。

大型バス、マイクロバスの駐車料金の目安

大型バスやマイクロバスの駐車料金は当然駐車場によって違います。

駐車スペースが豊富にある大きな公園などでは乗用車、大型バス、マイクロバスに関係なく無料で駐車場を利用できることもあります。

ですが人気の公園や観光地にある駐車場、観光地からほど近い場所にある駐車場はほとんどの場合駐車料金が必要なので注意しましょう。

大型バスやマイクロバスの駐車料金は一般的な乗用車の駐車料金と比較すると高額です。

何倍も高いというわけではありませんが、一般的な乗用車とは違う特別な料金が設定されていることがほとんどですので、大型バスやマイクロバスの駐車料金はあらかじめ確認しておくか、多めに見積もっておきましょう。

ですが、駐車料金だけを見て「駐車料金が高いから」という理由で大型バスやマイクロバスのレンタルをやめて一般的な乗用車をレンタルすると、移動する人数や荷物に応じて複数台レンタルしなければなりません。

当然その分レンタルの料金もかかりますし、運転する人の負担も増えます。

駐車料金も乗用車一台ずつにかかるので、大型バスの高い駐車料金を支払ってしまう方が結果的にはお得です。

駐車料金だけでなく車体のレンタル料金、高速代などにも同じことが言えます。

大型バスの駐車場の寸法をチェックしておこう

大型バスの駐車場の寸法について、探し方について、さらに料金について紹介しました。

大型バスやマイクロバスの駐車スペースには規定があり、それ以下のスペースには駐車できません。

もちろん路上駐車もNGですので、駐車場探しは乗用車に乗る時よりも慎重におこないましょう。

事前に予約しておくのはもちろん、当日はアプリを使って検索するのもスピーディーでおすすめです。